Neil J Kanatt
[ 6月25日 ロイター] - ゼネラル・ミルズGIS.Nは水曜日、年間利益が予想を下回るとの見通しを発表した。関税に左右される不透明なマクロ経済の背景の中、同社の冷蔵焼き菓子やスナック菓子の米国での需要が低迷していることが、ピルズベリーを所有する同社にとって重荷となっている。
ドナルド・トランプ大統領の関税政策の転換から生じる経済の不確実性は、米国の個人消費を圧迫し、ゼネラル・ミルズの売上を伸ばす努力を困難にした。
ジェフ・ハーメニングCEOは、「関税、世界的な紛争、規制の変化などによる広範な不確実性によって消費者が圧迫され、事業環境は引き続き不安定になると予想しています」と述べた。
「この不確実性の中で、消費者は慎重な姿勢を保ち、価値を求め続けると予想している。
チェリオスメーカーの株価は、取引開始早々に2%下落した。
同社は、ペットフード「ブルーバッファロー」((link))のフレッシュ版など、新製品を通じて需要拡大を図っている。これは、 最小限に加工されたフレッシュ・ペットフード市場の需要増加に賭けるものだ。しかし、アナリストはマーケティングや買収((link))への投資が利益率を圧迫すると予想している。
コンシューマー・エッジのアナリスト、コナー・ラティガン氏は、「投資の増加は収益性を圧迫するだろうが、特に北米リテールにおいて、数量成長への回帰は、アルゴリズムに沿った配送への回帰への第一歩であり、飲み込むべき必要な薬かもしれない」と述べた。
LSEGがまとめたデータによると、同社は通期の調整後利益がアナリスト予想の4.8%減に対し、10%から15%減になると予想している。
月25日に終了した第4四半期のゼネラル・ミルズ社の売上高は45億6000万ドルで、予想の45億9000万ドルをわずかに下回った。
主な売上貢献者である北米小売部門の売上高は10%減少し、同地域におけるゼネラル・ミルズ社のペット部門の売上高が12%増加したことによる利益は相殺された。
しかし、調整後の1株当たり利益は74セントとなり、アナリスト予想の71セントを上回った。