
Karen Freifeld
[4日 ロイター] - トランプ米政権は中国の字節跳動(バイトダンス)が米エヌビディアの人工知能(AI)向け半導体「H200」を購入することを許可する意向だが、政権が提案している使用条件にエヌビディアがまだ同意していないことが、関係者の話で分かった。
同関係者によると、米政府は約2週間前にライセンスを承認する意向を伝えたが、中国軍が同チップを入手しないようにするために米政府が求めている「KYC( Know-Your-Customer)」と呼ばれる本人確認要件などを、エヌビディア側は現在の内容では受け入れていないという。
同社はさらに、H200を中国企業に販売するライセンスの条件について米政府と交渉中だという。
エヌビディアの広報は声明で、同社は米国の規制を順守する必要がある顧客と米政府の間の仲介役だと指摘。「当社が独自にライセンス条件を承認したり拒否したりすることはできない」とし、「KYCは重要だが、問題の本質ではない。米企業が販売を行うには、条件が商業的に実行可能である必要がある。さもなければ市場は外国の代替品に移行し続ける」と述べた。
バイトダンスと米商務省のコメントは得られていない。
関係筋によると、トランプ大統領自身がH200やAMDの同様の半導体の対中販売を承認したことを踏まえると、米政府は国家安全保障上の懸念が解消されれば販売を許可するとみられている。