
[ 1月20日 ロイター] - モルガン・スタンレーが業界に対する見方を引き下げ、 企業需要の鈍化と部品コストの上昇に伴い、企業が支出予算を大幅に削減する可能性があると警告したことを受け、米国のITハードウェア関連株が下落した。
ウォール街の証券会社が両社のレーティングを「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に引き下げたことで、ロジテックLOGN.S, LOGI.OとネットアップNTAP.Oの米国上場株は市場前の取引でそれぞれ6.2%、約3.8%下落した。
モルガン・スタンレーはCDWコーポレーションCDW.Oのレーティングを「オーバーウエート」から「イコールウエート」に引き下げ、同社株は2.1%下落した。
デル・テクノロジーズDELL.N、HP社HPQ.N、ヒューレット・パッカード・エンタープライズHPE.Nの株価も2~3%下落した。
モルガン・スタンレーのアナリストは、「需要の鈍化、投入コストのインフレ、割高なバリュエーションという "パーフェクト・ストーム "が到来しており、2026年に向けてディフェンシブな見方を強めている」と書いた。
同ブローカーは、北米ITハードウェア業界の見方を「並み」から「慎重」に引き下げ、企業のテクノロジー・リーダーがハードウェア支出計画を見直し始めて おり、これは「新たな警戒サイン」であり、投入コスト・インフレや供給不足といった既存の 懸念材料に加えて いる、と述べた。
アナリストらは、最新の調査に基づき、2026年のハードウェア予算は前年比わずか1%増にとどまり、COVID以外では過去約15年間で最も低い伸びを示すと予想しており、このセクターの格下げを促している。
同証券会社の調査によると、付加価値再販業者は、部品コストのインフレによる価格上昇を受けて、顧客の30〜60%がパソコン、サーバー、ストレージへの支出計画を減らすと予想している。
モルガン・スタンレーは、「コストの上昇と弾力的な需要により、2026年の業績予想を下方修正するリスクが高まる」と付け加えた。