
[26日 ロイター] - JPモルガンは26日、米連邦準備理事会(FRB)が12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施するとの見方を示した。従来は来年1月まで金利が据え置かれると予想していた。
JPモルガンの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏はメモで「次回のFOMCは依然として予測が難しい状況」としつつ、FRB当局者の最近の発言を受け、12月会合で利下げが決定される可能性が高まっているとの見方を示した。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁らは、近い将来の利下げの可能性を示唆している。
ゴールドマン・サックスも26日付のリポートで、12月9─10日のFOMCまで重要な経済指標の発表が予定されていないため「9月の雇用統計で12月の25bp利下げが固まった可能性がある」と指摘した。
CMEのフェドウオッチによると、市場が予想する12月の25bp利下げの確率は約85%。