
[ワシントン 19日 ロイター] - 米政権のケロッグ特使(ウクライナ・ロシア担当)が年明け1月に退任する意向を側近に伝えたことが分かった。関係筋4人がロイターに対し明らかにした。
ケロッグ氏はウクライナ擁護派として知られ、ウクライナにとっては痛手となる可能性がある。
特使は一時的な任命で、360日を超えて留任する場合には上院の承認が必要となる。そのため、ケロッグ氏は1月が自然な退任の時期になると示唆したという。
トランプ政権の他の高官らに比べ、ケロッグ氏はロシアによるウクライナの民間インフラへの攻撃を強く非難してきた。また、ロシアとウクライナの長期的な和平合意の一環として、一方的な領土交換を提唱する米政権のウィットコフ特使(中東担当)と時折衝突していたという。