
Rishika Sadam
[ベンガルール 11月11日 ロイター] - デンマークの製薬会社ノボ・ノルディスクNOVOb.COは、ロイターが入手した文書に よると、同社の大ヒット減量薬ウェゴビーのインドでの価格を最大33%引き下げた。
ウェゴビーの最高用量である2.4mgの価格は、以前の24,389.06ルピーから16,400ルピー($186.59) となる。
文書によると、最低用量の0.25mgは、以前の16,260.94ルピーに対し、10,850ルピーで販売される。
この動きは、ライバルのイーライ・リリーLLY.Nの減量治療薬「モンジャロ」が10月に金額ベースでインドで最も売れている医薬品 (link) になった数日後のことである。
ウェゴビーの有効成分セマグルチドは2026年3月にインドでの特許が切れるため、ジェネリック医薬品の参入が可能になる。
ノボ社とリリー社は、10年後までには年間1500億ドル規模になるとアナリストが推定する好況の世界市場において、減量治療薬の重要な激戦地であるインドでの覇権争いを繰り広げている。
ハイデラバードを拠点とする肥満外科医、アマール・ヴェンナプサ氏は、「インドのような価格に敏感な市場において、モウンジャロとの競争を有利に進めるために価格を引き下げたように見える」と述べた。
ノボ・ノルディスク社は、ロイターのコメント要請に即座に応じなかった。
(1ドル=87.8950インドルピー)