
Svea Herbst-Bayliss
[ニューヨーク 10月20日 ロイター] - アナンム・キャピタルは、自動車部品サプライヤーのLKQLKQ.Oに対し、北米事業により集中するために欧州事業から撤退するよう促していると、この問題に詳しい2人の関係者が語った。
このアクティビスト・ヘッジファンドは、ここ数ヶ月、シカゴに本社を置く同社と話し合いを続けており、第2四半期の業績が期待外れだったことから、欧州事業の分離または売却を求める動きを強めている。
市場評価額77億ドルの同社が、北米事業にもっと集中し、株価を押し上げることを望んでいる。
アナンムはコメントを控えた。
LKQ社の担当者は、「当社は定期的に株主と話し合いを行っているが、その詳細についてはコメントしない」と述べた。
経営陣が2025年通期の売上高と調整後1株当たり利益の見通し((link))を下方修正した7月の残念な決算報告後、投資家たちは同社の株価を20%以上押し下げた。株価は1月以来17%下落している。
月曜の朝には0.82%安の29.79ドルで取引されている。
同社はポートフォリオの簡素化に取り組んでおり、8月にはセルフサービス部門のプライベート・エクイティ会社パシフィック・アヴェニュー・キャピタル・パートナーズへの売却を発表した。
同社は、バンク・オブ・アメリカBAC.NやジェフリーズJEF.Nなどの投資銀行と協力し、ポートフォリオの合理化を図っている。
Ananymは、2024年7月にLKQのCEOに就任したJustin Jude氏を賞賛している。
Ananymは、2021年にエクソンモービルXOM.Nで 取締役3席の大勝利を収めた立役者であるチャーリー・ペナーと、元P2パートナーのアレックス・シルバーによって昨年設立された。
LKQは他のアクティビスト投資家ともめており、1月にはAncora HoldingsおよびEngine Capitalと和解し、2人の新取締役が取締役に就任した。