
Foo Yun Chee
[ブリュッセル 15日 ロイター] - 米マイクロソフト(MS)MSFT.Oは検索エンジンサービスを巡り、フランスの反トラスト法(独占禁止法)に基づく競争当局の調査を免れる見込みだ。仏検索エンジン「クワント」が15日、同社による申し立てを当局が棄却する方針だと明らかにした。
クワントは検索結果の提供のため、MSの検索サービス「Bing(ビング)」に依存してきたが、今年初めにMSが検索結果などに制限をかけているとして、当局に苦情を申し立てていた。クワントは今後、棄却判断について法廷で争うかどうか、他の監督当局に訴え出る可能性があるとしている。
クワントは、当局が調査を行うかどうか判断する間に、MSに対して暫定措置を取るよう監督当局に求めていた。
事情に詳しい関係筋によると、決定は今後2週間以内に示される見込みだが、時期は流動的な側面もある。 MSはクワントの訴えに根拠がないと主張した。