
Max A. Cherney
[サンフランシスコ 7日 ロイター] - 米半導体大手インテルINTC.Oは、ノートPC向け次世代プロセッサー「パンサーレイク」の技術情報を9日に発表する。関係筋4人がロイターに語った。投資家の懸念を和らげる取り組みの一環だという。
同製品は高価格帯ノートパソコンに搭載されるハイエンドプロセッサーで、インテルが「18A」と呼ぶ次世代製造プロセスのみで生産した初の製品。競合に奪われてきたラップトップやPC向けの市場シェアの回復につながると期待されている。
関係筋によると、インテルは先週、アリゾナで業界アナリストを対象にパンサーレイクに関する技術的説明と工場見学を行った。
インテル幹部はパンサーレイクを2026年の早い時期に発売する考えだという。同製品は前世代よりも消費電力が30%少なく、グラフィックスとセントラルプロセッサーのデータ処理能力は50%向上するとの情報もある。
インテルの広報担当は、例年秋にさまざまな技術説明会を開催すると述べたが、それ以上のコメントは避けた。
同社を巡っては、ソフトバンクグループ9984.T、米政府、エヌビディアNVDA.Oによる出資が8月以降明らかになっている。