David Lawder
[マドリード 14日 ロイター] - 米国と中国の当局者は14日、スペインの首都マドリードで貿易協議を行った。初日の協議では緊張した貿易関係や、期限が迫っている中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の売却などについて議論した。
ベセント米財務長官は協議後、記者団に対し、「明朝、(協議を)再開する」と述べた。
ベセント氏とグリア通商代表部(USTR)代表が率いる米代表団は中国の何立峰副首相、李成剛通商交渉官と約6時間にわたって協議した。
トランプ大統領の関税措置により、悪化した米中貿易関係の崩壊を防ぐため、代表団が欧州の都市で会談するのは過去4カ月で4回目となる。
前回の会合は7月にスウェーデンのストックホルムで開かれ、双方の3桁の報復関税を大幅に引き下げ、中国から米国へのレアアース(希土類)鉱物の供給を再開する貿易休戦を90日間延長することで基本合意した。
トランプ氏は、中国製品に対する現行の関税率(合計約55%)を11月10日まで延長することを承認している。