Heekyong Yang Max A. Cherney
[ソウル/サンフランシスコ 11日 ロイター] - 韓国のSKハイニックス000660.KSは、人工知能(AI)向けに設計された特殊なメモリーチップの市場が2030年まで年間30%成長すると予想している。同社の広帯域メモリー(HBM)事業企画責任者、チェ・ジュンヨン氏がロイターのインタビューで語った。
チェ氏は「エンドユーザーからのAI需要は非常に堅調だ」と述べた。
アマゾン・ドット・コムAMZN.O、マイクロソフトMSFT.O、アルファベットGOOGL.O傘下グーグルなどのクラウドコンピューティング企業が予測している数十億ドルのAI関連設備投資は今後上方修正される見込みであり、HBM市場にとって「プラス」になると語った。
AI構築とHBM購入の関係は「非常に分かりやすく」、両者には相関関係があると指摘した。SKハイニックスの予測は保守的で、利用可能なエネルギーなどの制約が含まれているという。
HBMはチップを垂直に積み重ねてスペースを節約し、消費電力を削減することで、複雑なAIアプリケーションによって生成される膨大なデータの処理を支援する。
SKハイニックスはカスタムHBMの市場が30年までに数百億ドル規模に成長すると予想していると、チェ氏は述べた。
トランプ米大統領は今月6日、米国に輸入される半導体に約100%の関税を課すと表明した。nL6N3TZ06F
チェ氏は関税についてコメントを控えた。