Foo Yun Chee
[ブリュッセル 7月22日 ロイター] - アップルAAPL.OがApp Storeのルールと手数料を変更することで、EUの独占禁止法規制当局から許可が下りる可能性が高いと、この問題に詳しい関係者が語った。
同社は先月、デベロッパーがApp Store経由で購入した場合、20%の処理手数料を支払うと発表した((link))。
App Store以外で決済を行う場合、開発者は5%から15%の手数料を支払うことになる。また開発者は、ユーザーを外部の支払い手段に誘導するためのリンクを好きなだけ使用できるようになる。
アップルは、EUの反トラスト法執行機関が4月に同社((link))に対し、5億ユーロ((5億8670万ドル))の罰金を科し、ビッグ・テックを抑制しライバルに競争の余地を与えることを目的としたデジタル市場法に従うよう60日間の猶予を与えた後、今回の変更を行った。
欧州委員会は数週間以内にこの変更を承認する見込みだが、時期が変更される可能性もある、と関係者は述べた。
「すべての選択肢がテーブルの上に残っている。我々はまだアップルの変更案を評価している」とEUの監視機関は述べた。
アップル社はコメントを求めたが、すぐに返答はなかった。同社は今月初め、 (link)、罰則的な日割り制裁金を避けるために変更を実施したと述べた。
同社は、1日あたり全世界の平均売上高の5%、つまり1日あたり約5000万ユーロの制裁金を課される可能性があった。
(1ドル=0.8554ユーロ)