[1日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは30日、米連邦準備理事会(FRB)の年内の利下げ回数予想を3回に増やした。関税の影響が抑えられていることや、労働市場の弱さが理由とした。
9月、10月、12月の3回連続で25ベーシスポイント(bp)の利下げが行われると予想した。従来予想は12月の1回だけだった。
ゴールドマンは、関税が月次インフレ率に与える影響が夏にピークとなり、家計のインフレ期待に関するいくつかの指標の最近の大幅な上昇を踏まえ、早期利下げは困難とみていたが、「初期の証拠によれば、関税の影響は当社の予想よりやや小さい」と述べた。
シティグループとウェルズ・ファーゴも、年内に75bpの利下げを予想。UBSグローバル・リサーチは100bpの利下げを予想する。いずれも9月の開始を見込んでいる。
ゴールドマンは、2026年も25bpの利下げを2回予想。最終到達金利予想を3.50─3.75%から3.00─3.25%に切り下げた。