Svea Herbst-Bayliss
[ニューヨーク 6月25日 ロイター] - ウェルズ・ファーゴWFC.Nは、シティグループC.Nのシニア・バンカーを、アクティビズムの弁護活動の責任者として採用した。
ロイターによると、シティグループのマネジング・ディレクター兼株主アドバイザリー&ディフェンス部門グローバル・ヘッドを務めていたミュア・パターソンを、マネジング・ディレクター兼株主アドバイザリー&ディフェンス部門ヘッドとして迎え入れるという。彼はウェルズのグローバルM&A責任者であるジェフ・ホーガンの直属となる。
今回の採用は、投資銀行部門を強化するというウェルズの目標と合致する。
ウェルズ・ファーゴはコメントを控えた。
ウェルズは数ヶ月前から、アクティビズムの弁護を担当するシニア・バンカーを探していたと、この役割について接触した情報筋は述べている。今回の動きは、ジェフリーズが (link) ラザードのベテランバンカー、リッチ・トーマスをアクティビズム防衛の新しいグローバル責任者として採用し、JPモルガン・チェースJPM.Nが4月にダンカン・ヘリントンとリンドン・パークという2人のベテランバンカーをグローバル株主エンゲージメントとM&Aキャピタルマーケッツグループに採用した数週間後のことである。
パターソンはガーデン休暇を経てウェルズに入社し、ニューヨークで勤務する。2017年にシティに入社する前、パターソンはゴールドマン・サックス、ウェリントン・マネジメント、プロキシー・アドバイザリー会社であるインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシズに勤務していた。
シティでは、ジャナ・パートナーズとスターボード・バリューが変更を求めた際にマーキュリー・システムズへの助言を行い、アンコラ・ホールディングスとのエンゲージメントではベリー・グローバル・グループへの助言を行った。
ウェルズは、M&Aビジネスの構築に忙しく、最近、ゴールドマン・サックスから2人のシニアバンカー、クリス・ディオリオとキーラン・ライアンをそれぞれインダストリーM&A部長とスポンサーM&A部長に採用した。