
Erin Banco Sarah Kinosian Matt Spetalnick
[ニューヨーク/マイアミ/ワシントン 17日 ロイター] - トランプ米政権当局者らはベネズエラのマドゥロ大統領を拘束する数カ月前から同国の治安機関を統括するカベジョ内務・法務相と協議していたと、複数の関係者が明らかにした。米軍による攻撃後も接触が続いているという。
関係者によると、当局者らはカベジョ氏に治安機関や民兵組織を使って野党勢力を攻撃しないよう警告していた。
カベジョ氏はトランプ政権がマドゥロ氏拘束の根拠とした麻薬密売の起訴状に名前が挙がっているが、今回の作戦では拘束されなかった。
カベジョ氏とのやり取りはトランプ現政権の初期にさかのぼり、マドゥロ氏拘束直前の数週間も続いていた。同氏に対する起訴や米国の制裁についても協議されたという。また、マドゥロ氏拘束後も連絡を取り合っているという。
関係者によると、カベジョ氏が治安機関に攻撃を指示すれば、国内の混乱を招き、ロドリゲス暫定大統領の権力を脅かす可能性があると、米政権は懸念している。
トランプ政権とカベジョ氏の協議が、ベネズエラの将来の統治に関する問題にまで及んでいるかどうかは不明。また、カベジョ氏が米国の警告に耳を傾けたかどうかも明らかではない。カベジョ氏は公には、トランプ氏がこれまで称賛してきたロドリゲス氏との結束を表明している。
米国はロドリゲス体制が今後のベネズエラ戦略の要になるとみているが、カベジョ氏にはその計画を軌道に乗せることも、逆に覆すこともできる権力があると広く考えられている。
ホワイトハウスとベネズエラ政府はコメント要請にすぐに応じなかった。