[3日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)グローバル・リサーチは3日、米労働市場減速の兆候を理由に、連邦準備理事会(FRB)による次回利下げ予想を12月から10月に前倒しした。ただ、年内は1回の0.25%ポイント利下げにとどまるという予想を維持した。
ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどは、FRBが年内残りの2回の会合両方で利下げを実施すると見込んでいる。
BofAは、FRBによる「過剰緩和」リスクを警告。また、米連邦政府機関の一時閉鎖によって、10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)前に、雇用統計など主要指標の発表が行われるかどうかは不明なものの、労働市場における軟調なトレンドはすでに利下げを正当化するのに十分という見方を示した。
CMEのフェドウオッチによると、市場は10月の0.25%ポイント利下げの確率を98%、12月の0.25%ポイント利下げの確率も90%と織り込んでいる。