
[30日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)交換所大手コインベース・グローバルCOIN.Oが30日発表した第3・四半期決算の純利益は4億3260万ドル(1株当たり1.50ドル)と、前年同期の7550万ドル(1株当たり28セント)から急増した。デジタル資産の価格変動が激しくなったため暗号資産取引所の取引量が増加しており、コインベースの株価は時間外取引で3%以上上昇した。
コインベースの取引収益は前年同期の5億7250万ドルから10億5000万ドルに増加した。
取引以外の事業を含むサブスクリプション・サービス部門の収益は34.3%増の7億4670万ドルとなった。この部門の収益の一部はステーブルコインの保有や関連プラットフォーム事業から得られている。ステーブルコイン関連収益は3億5470万ドルで、前年同期の2億4690万ドルから増加した。
コインベースは株主向けの書簡で「当社はステーブルコインの採用を通じて決済を加速させており、政策的な追い風と相まって金融機関と企業の決済や財務ニーズもあり、今後もこうした状況が続くと見込んでいる」と述べた。