[ 9月8日 ロイター] - エイトコ・ホールディングスOCTO.Oの株価は、ピーター・ティールのBitMineを含む資金調達を通じてワールドコイン暗号通貨を蓄積する計画を発表した後、月曜日の不安定な取引で3,800%以上上昇した。
株価は金曜日の終値1.45ドルに対し38.10ドルまで上昇し、1日で過去最大の動きを見せた。30日平均の494万株に対し、1億4500万株以上が取引された。
暗号業界は、トランプ政権下の友好的な規制((link))にも後押しされ、米国で活況を呈している。小規模の上場企業は、マイケル・セイラーズ・ストラテジーMSTR.O(ビットコインの最大の企業保有者)を真似て、広く暗号通貨を財源に加えている。
エイトコは、 (link)、私募で17万1000株以上を1株1.46ドルで売り出し、ワールドコインを購入するために約2億5000万ドルの収益を目標としている。
ティール氏が支援するビットマインBMNR.Nは、エーテルETH=を保有する同様のトレジャリー・スタイルの戦略を行う企業で、2000万ドルの投資を行う。
2019年にオープンAIのCEOであるサム・アルトマンが共同設立したワールドコインは、無料の暗号通貨とデジタルIDと引き換えに虹彩をスキャンしてもらうことで、グローバルなIDシステムを構築することを目指している。CoinGeckoのデータによると、ワールドコイントークンの総価値は直近で27億ドルだった。
ウェドブッシュ証券のシニア・エクイティ・アナリストであるダニエル・アイブスは、エイトコの取締役会長を務める。
株式公開は9月11日前後に行われる予定で、ナスダック市場のティッカーは「ORBS」に変更される。
LSEGのデータによると、前回終値時点でのエイトコの発行済み株式数は300万株以上、時価総額は440万ドル。
株価は午前中の取引で2,500%以上上昇し、37.1ドルだった。