
Maria Cheng
[北京 16日 ロイター] - 中国を訪問中のカナダのカーニー首相は16日、習近平国家主席と会談し、両国は新たな戦略的パートナーシップに向けて前進しており、互いの強みを生かすことで「歴史的」利益を得ることができると述べた。
「分断の時代にこの新たな戦略的パートナーシップを開始することが重要だ」とし、農業、農業食品、エネルギー、金融の分野で「即座に持続的な進歩を遂げることができると信じている」と述べた。
カナダ首相の訪中は2017年以来。15日には李強首相や趙楽際・全国人民代表大会(全人代)常務委員長と会談し、貿易・経済のロードマップに署名した。
カナダはトランプ米大統領がカナダからの一部輸入品に関税を課し、同国を米国の「51番目の州」などと呼んだことを受け、世界2位の経済大国である中国との関係を強化しようとしている。
同様に米関税措置の打撃を受けている中国も、主要7カ国(G7)などとの協力に意欲を見せている。
習氏は「歴史、両国民、そして世界に対する責任感を持って、中国とカナダの関係をさらに改善するためにあなたと協力し続けることを楽しみにしている」とカーニー氏に語った。
清華大学戦略・安全研究センターの孫成昊研究員は、カナダは米国の中核的同盟国であり、米国から離れることはないとしつつ、もしカナダがより現実的で自律的な対中経済政策をとれば、中国としてはそれを、米主導のデカップリング(分断)が必然的なものでも、米国の最も親しいパートナーの間で普遍的に受け入れられているものでもないことの証拠として指摘することができると述べた。