Georgina McCartney Arathy Somasekhar Ernest Scheyder
[ヒューストン 9月3日 ロイター] - 米石油・ガス生産会社コノコフィリップスCOP.Nは、広範なリストラ計画の一環として、従業員の 20-25%を削減する予定であると、5人の情報筋がライアン・ランス最高経営責任者(CEO)が今朝早くビデオメッセージで計画を詳述したとロイターに伝えた後、同社の広報担当者が水曜日に語った。
独立系最大の石油生産会社の株価は3.9%下落し、95.11ドル前後となった。
ランスCEOはロイターが伝えたビデオメッセージの中で、「組織を合理化し、システムから仕事を取り除くことで、必要な役割は少なくなる」と述べ、コスト上昇で同業他社に遅れをとっていると付け加えた。
制御可能な生産コストは競合他社よりバレルあたり2ドル高いと述べた。コストは2021年の11ドルから2024年には13ドルに上昇している。
コノコフィリップスは全世界で約13,000人の従業員を抱えており、2,600人から3,250人の従業員が影響を受けることになる。コノコフィリップスの広報担当者デニス・ナスは、ロイターへの電子メールでの回答で、削減のほとんどは年内に行われると述べた。
新体制と経営陣は9月中旬に公表され、再編は2026年までに完了すると、2人の情報筋は述べた。
同社は木曜日の午前9時(米国中部時間)にタウンホールミーティングを開催する予定だという。
石油大手のシェブロン (link) CVX.Nも 今年初め、サービス 会社のSLB (link) SLB.N と同様にレイオフを発表した。
4月、2人の情報筋がロイターに語ったところによると、ヒューストンに本社を置くコノコフィリップスは、経営コンサルティング会社のボストン・コンサルティング・グループを雇い、 社内で "コンペティティブ・エッジ "と呼ばれているリストラ ( (link) )とレイオフ・プログラムについて助言を求めたと いう。
先月、コノコフィリップスは、昨年のマラソン・オイル買収による10億ドル以上のコスト削減に加えて、さらに10億ドル以上のコスト削減と利益率向上の機会を特定したと発表した。
コノコフィリップスの第2四半期の純利益は約20億ドルに縮小し、COVID-19で需要が激減した2021年3月期以来の低水準となった。