TradingKey – WLFI公式は累計で5,300万枚超のトークンを買い戻し・焼却したものの、投資家心理は冷え込んだままで、価格は依然として軟調な推移を続けている。 9月3日(水)、WLFI公式は4,700万枚のトークンを新たに焼却したが、市場反応は限定的であった。直近24時間ではWLFIが4%超下落し、足元の価格は0.22ドルとなっている。
【WLFI価格チャート 出典:CoinMarketCap】
今回の焼却について、公式は「買い戻し・焼却ガバナンス提案を記念するため」と説明している。前日、WLFI側はWorld Liberty Financialプロトコルの収益を用いてWLFIを買い戻し・焼却する提案を行った。
WLFI現物は9月1日に初めて取引所へ上場。0.2ドルで取引開始後、一時0.5ドル近辺まで上昇したものの、その後は下落基調に転じた。上場当日、公式は独自ステーブルコインUSD1を用いて600万枚超のWLFIを買い戻し、これまでの累計で5,300万枚以上が買い戻し・焼却された。
しかし、こうした買い戻し・焼却の実行にもかかわらず、価格が上昇しない背景には、①当初公表された初期流通量に関する議論がプロジェクトの信認を損なったこと、②依然として約800億枚に上る大量のWLFIが市場に放出される可能性があること、などが挙げられる。