[ 8月12日 ロイター] - ニュー・フォートレス・エナジーNFE.Oは27日、債務契約のひとつで必要とされる追加信用支援をめぐる協議が続いていることを理由に、6月30日に終了した第2四半期の報告書を提出するため、米証券規制当局にさらなる時間を求めたと発表した。
米国を拠点とする液化天然ガス会社NFE.Oの株価は、取引開始早々に5%近く下落した。
ニュー・フォートレスは米国証券取引委員会に提出した書類の中で、協議の解決時期は不透明であり、長期債務と関連開示の表示方法に影響を与える可能性があると述べた。
同社はまた、中間財務諸表の手続きを完了させ、監査人がレビューを終えるまでにさらに時間を必要としている。
ニュー・フォートレスは5月にも同様の発表((link))を行なっており、ジャマイカでの事業売却完了の遅れと会計主任の辞任のため、SECへの第1四半期の提出を延期すると発表していた。
同社は第1四半期末時点で89億ドル相当の長期負債を抱えていた。
同社の財務上の苦境は、信用格付けが投資適格でなかったため、中南米の発電資産用のLNGを長期契約で確保できず、高い価格でガスを調達しなければならなかったことに起因する。