Johann M Cherian Utkarsh Hathi
[ 3月11日 ロイター] - ウォール街の主要株価指数は水曜日、重要なインフレ報告や、中東情勢が緊迫化する中、エネルギー価格の高騰を抑えるために国際エネルギー機関(IEA)が前例のない (link) 量の原油備蓄の放出を決定したことを投資家が評価したため、まちまちの動きとなった。
IEAの 加盟32カ国が4億バレルの原油放出に合意し、ドイツの政府関係者が、戦略的なホルムズ海峡を通る船舶輸送がしばらく停止する可能性があるにもかかわらず、米国と日本が最大の貢献者になる見込みであると述べたため、エネルギー相場は一時的に上昇幅を縮小した。
一方、トランプ米大統領はメディア企業アクシオスに対し、イランで (link) 標的とするものが「事実上何も残っていない」と述べ、イランでの戦争はまもなく終結すると語った。
労働省の報告書 (link) が示したところによると、中東戦争の激化を見越したガソリン価格上昇への期待は、すでに2月の消費者物価に反映され始めていた。
LSEGが集計したデータによると、このデータを受けて、投資家は米連邦準備制度理事会(FRB)による25ベーシスポイント(bp)の利下げ観測を9月時点から10月時点に後退させた。
原油価格の高騰は、雇用市場の (link) 軟化の兆候とともに、中央銀行の金融政策決定をさらに複雑にしそうだ。
「現在、経済指標全般について多くの懸念がある。一部の投資家は、特に先週の驚くべき雇用統計によって、それが転換点を示しているかもしれないと考えている」と、アンダーセン・キャピタル・マネジメントの創設者ピーター・アンダーセン氏は述べた。
「原油価格は、市場が取引するような標準的なデータのどれをも凌駕している。現在見られる変動性によって、それはまったく異常な状態にあるからだ。」
10時20分ET(日本時間午後11時20分)現在、ダウ平均.DJIは212.58ポイント(0.45%)安の4万7493.93、S&P500.SPXは7.05ポイント(0.10%)高の6788.53、ナスダック総合.IXICは108.60ポイント(0.48%)高の2万2805.71。
S&P500種構成11業種中7業種が下落し、生活必需品.SPLRCSが1.4%下落で下落率トップ、エネルギー株.SPNYは1.2%上昇した。
テクノロジー株.SPLRCTも、オラクル<.ORCL.N (link) >がAIデータセンター・ブームで2027年まで売上が予想を上回ると予測し、株価が11.4%上昇した。
投資家はプライベート・クレジット分野の動向も注視していた。
JPモルガン・チェース
アレス・マネジメントARES.Nは4%下落し、アポロ・グローバルAPO.Nは1.5%下落した。
ウォール街の恐怖指数であるCBOEボラティリティ指数.VIXは一進一退を繰り返し、最後は0.42ポイント安の24.51だった。
デルタ航空DAL.Oやクルーズ客船のカーニバルCCL.Nなど、 原油価格に敏感な旅行株はそれぞれ1%以上下落した。
その他では、油田サービスのSLB
キャンベル<CPB.O (link) >は、年間見通しを下方修正 (link) し、米国の関税改定による下半期の圧力が強まると警告したため、8.5%下落した。
防衛企業のエアロビロメントAVAV.Oは、2026年の調整利益が予想を下回るとの予想 (link) を発表したため、5.3%下落した。
ニューヨーク証券取引所では下落銘柄が上昇銘柄を1.42対1、ナスダックでは1.03対1で上回った。
S&P500種株価指数は52週高値更新1銘柄、安値更新5銘柄、ナスダック総合株価指数は高値更新25銘柄、安値更新52銘柄。