[ 3月3日 ロイター] - ピンタレストは、アクティビスト投資家であるエリオットが 10億ドル相当の株式を新たに購入し、新たな35億ドルの自社株買いの資金源とすると発表した。これは、画像共有プラットフォームの不確実な広告支出に対処する取り組みへの信任投票となる。
ピンタレストPINS.Nの株価は、エリオット・インベストメント・マネジメントの買収によって同社の筆頭株主となることから、火曜日の取引開始早々に5%近く上昇した 。LSEGのデータによると、このヘッジファンドは 2023年12月の時点ですでに7億2500万ドル近くの4.8%の株式を保有していた。
今回の買い戻しはピンタレストの市場価値の3分の1近くに相当し、 発行済み株式を大幅に減らすことになる。
ピンタレストの株価は、先月、同社の弱気な見通しが投資家の不安を煽り、20年の大流行以来の最低水準まで暴落 した 。株価は今年、最終終値まで32%以上下落している。
ピンタレストはオンライン広告市場において、メタのMETA.Oインスタグラムやフェイスブックのような資金力のあるライバルとの競争に苦戦している。AIツールが業界を一変させる恐れがある中、大手広告主が同プラットフォームへの支出を縮小しているためだ。
この競争には、 オープンAIがチャットGPTで広告をテストしていることや、アルファベットのグーグルGOOGL.Oが検索やジェミニ・チャットボットのAI搭載結果からユーザーが直接商品を購入できるツールを追加していることも含まれる 。
世界で最も著名で強力なアクティビスト投資家の一人であるエリオットの企業への関与は、しばしば、斬新なアイデアと、低迷している事業を活性化させる可能性のある経営・財務規律をもたらすと見られている。
ピンタレストの取締役でもあるエリオットのパートナー、マーク・スタインバーグは、「私たちは22年に初めて投資して以来、ピンタレストを支持しており、ピンタレストの軌道に強い確信を持っています」と語った。
投資家の懸念を払拭するため、ピンタレストはAIを活用したショッピングツールの利用拡大に向けた取り組みを強化している。12月末時点のユーザー数は6億1900万人。