Jaspreet Singh
[26日 ロイター] - 米デル・テクノロジーズDELL.Nが26日発表した2027年1月期通期決算(26年2月―27年1月)の売上高見通しは1380億―1420億ドルとなり、LSEGがまとめたアナリストの平均市場予想の1255億4000万ドルを上回った。人工知能(AI)向けサーバーの需要拡大を見込んだことが材料視され、デルの株価はこの日の時間外取引で約12%上昇した。
調整後の1株当たり純利益(EPS)は12.90ドルと、予想の11.59ドルを上回ると見込んでいる。
AI向けサーバーの売上高は前期の2.03倍となる約500億ドルに達すると予想した。
デルはAI向けサーバーの納入先が4000社を超えており、実業家イーロン・マスク氏が率いるAIスタートアップ企業のxAIや、コアウィーブも含まれていると説明している。
同時に発表した26年1月期の第4・四半期(25年11月―26年1月)の売上高は334億ドルと過去最高になり、予想の317億3000万ドルを上回った。調整後EPSも3.89ドルと、予想の3.53ドルより高い。
ストレージやソフトウエア、サーバーを含めたインフラストラクチャー・ソリューション部門の売上高は前年同期比73%増の196億ドルに急伸。一方、パソコンを主力とするクライアント・ソリューション部門の売上高は14%増の134億9000万ドルとなった。
アルファベットとマイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズなどのIT大手企業は、26年にAIインフラ構築のために少なくとも6300億ドルを投じると予想されている。これがデルや競合のスーパー・マイクロ・コンピューター(SMC)などのベンダーの需要を押し上げる見込みだ。
また、米国の貿易規制やAIインフラ整備に伴うメモリー半導体価格高騰によってデルやHPなどは値上げを実施し、これがコスト圧力の相殺に寄与している。
デルは現金配当を20%増額するとともに、自社株買いプログラムに追加で100億ドルを投入することも発表した。