[25日 ロイター] - 米顧客管理ソフトウエア大手のセールスフォースCRM.Nは25日、2027年通年(27年1月まで)の売上高が市場予想を下回る458億─462億ドルになるとの見通しを示した。需要喚起に向け人工知能(AI)エージェントサービスに多額の投資を行う中、企業向け業務ソフトへの支出が低調であることを示唆した。
LSEGがまとめた市場予想の中間値は460億6000万ドルだった。決算発表を受け、同社株価は引け後の時間外取引で約5%下落した。
第1・四半期(26年2─4月期)の売上高は110億3000万ドル─110億8000万ドルとの見通しを示し、市場予想を上回った。力強い法人需要を見込んだ。市場予想は109億9000万ドル。
第4・四半期(25年11─26年1月)の売上高は112億ドルと、市場予想の111億8000万ドルをわずかに上回った。
30年の売上高見通しは630億ドルと昨年10月時点(600億ドル以上)から上方修正し、AIエージェントを成長の起爆剤として挙げた。
また、500億ドルの自社株買いプログラムも発表した。
調査会社バロアのレベッカ・ウェッテマン最高経営責任者(CEO)は「AIがSaaS(クラウド経由で業務用ソフトを提供するサービス)を侵食するのではないかとの懸念がある」とし、市場での地位を強化するため、同社のAIエージェントサービスを顧客が本格導入する道筋を示す必要があると述べた。