Juby Babu
[ 2月25日 ロイター] - セールスフォースCRM.Nは水曜日に、2027年度の売上高がウォール街の予想を下回るとの見通しを示し、需要を高めるために人工知能プラットフォームに多額の投資を行っているため、企業向けビジネス・ソフトウェアへの支出が低迷していることを示唆した。
サンフランシスコに本社を置く同社の株価は、今年に入ってから28%以上下落し、拡大取引で5%以上下落した。
LSEGがまとめたデータによると、年間売上高は458億ドルから462億ドルの範囲で、中間値は予想の460億6000万ドルをわずかに下回ると予想している。
この予測は、企業が技術予算を削減し、必要不可欠な支出やコスト削減に集中することを選択する中、ビジネス・ソフトウェアへの需要が世界的な経済不安の圧力下にあることを示している。
セールスフォースが機械学習に数十億ドルをつぎ込むなか、投資家は新興企業の新技術開発が従来のソフトウェア業務を混乱させるのではないかと懸念している。
「AIがsoftware-as-a-serviceを食ってしまうのではないかという懸念を背景に、セールスフォースは初期のAIの牽引力をより広範な企業への導入につなげつつあることを示す必要がある」と、業界アナリスト会社Valoirのレベッカ・ウェッテマンCEOは述べた。
市場での地位を固めるためには、セールスフォースは、顧客がAIエージェントをパイロットから本番規模に移行させる方法を示す必要がある、とウェッテマン氏は付け加えた。
クラウド・ソフトウェア・プロバイダーであるセールスフォースは、2030年の売上高予測を630億ドルに引き上げ、10月に発表した600億ドル以上という予測から上方修正し、エージェント型AIを成長の起爆剤として挙げた。
また、500億ドルの自社株買い戻しプログラムも発表した。
セールスフォースは、第1・四半期の売上高を110億3000万ドルから110億8000万ドルの範囲と見ているが、アナリストは109億9000万ドルと予想している。
1月31日に終了した第4・四半期の売上高は112億ドルで、予想の111億8000万ドルをわずかに上回った。