
Sherin Sunny Roshan Thomas
[ 2月5日 ロイター] - オーストラリアのマース・グループMGH.AXは木曜日、人工知能関連のインフラに軸足を移すため、建材部門を最大17億豪ドル(11億9000万ドル) で売却すると発表し、同社の株価は26%以上暴落した。
マース・グループは、建材(CM) 部門をドイツのセメントメーカー、ハイデルベルグ・マテリアルズHEIG.DEの現地法人HMAに売却し、エヌビディアが支援するNVDA.OのAIインフラ企業ファーマス・グループに1億豪ドルを投資して1.7%の株式を取得する。
元ラグビー選手のウェス・マースによって20年以上前に設立されたコングロマリットは、2025年度に2億1900万豪ドルの中核営業利益の約半分を生み出した部門を売却する。
同社の株価は1日で26.1%も急落し、過去最大の下げ幅となった。
TAMIMアセット・マネジメントのオーストラリア株式部門責任者、ロン・シャムガー氏は、市場は同社が人口増加とブリスベン・オリンピックの準備に乗り、クイーンズランド州での強力な建設事業から撤退することに驚いていると述べた。
「そしてその代わりに、設備投資の多いAI/データセンター部門に参入しようとしている。
この事業売却は、オーストラリアの建設資材・設備・サービスプロバイダーが、AIシステムをサポートする施設の需要が高まるにつれて投資家の関心を集めているデータセンター建設分野へと、より広範にシフトしていく一環である。
オーストラリアのデータセンター大家であるグッドマン・グループGMG.AXは、すでに (link)、データセンター開発へのシフトに乗り出している。
マース・グループによるファーマスへの1億豪ドルの少数投資は、同社との以前の取引に続くものだ。12月中旬にファーマス・テクノロジーズと2億豪ドルの電気インフラ契約((link))を締結した。
取引完了後、約1,140人の従業員が建設資材事業とともにHMA社に移籍し、事業の継続性が確保されるという。
この取引は2026年後半に完了する予定で、規制当局と株主の承認が条件となる。
(1ドル=1.4292豪ドル)