
Chibuike Oguh Danilo Masoni Medha Singh
[4日 ロイター] - 4日のニューヨーク株式市場で、人工知能(AI)の普及による先行き懸念からS&P総合500種ソフトウエア・サービス指数.SPLRCISが1%下落した。前日に売り浴びせられて4%の大幅下落になったのに続く動きだ。今後の行方は不明確で、株価は不安定な動きをたどりそうだ。
ソフトウエア・サービス指数はこの数カ月間、AIによる破壊的な影響が出ることを懸念する投資家からの圧力を受けてきた。アンソロピックが法務・営業・マーケティング・データ分析といった分野の業務を自動化する「クロード・コワーク」エージェント向けプラグインを発表したことを受け、大規模言語モデル(LLM)が「アプリケーション層」にも浸透するとの見方からソフトウエア銘柄が売り浴びせられた。
AI開発にかかる巨額投資の資金を拠出するため、ソフトウエア企業は企業向けアプリケーション層の収益拡大を目指してきた。もしもアプリケーション層がAIに置き換えられた場合、金融や法務、コーディングに至るまで幅広い業界に壊滅的打撃を与えると投資家は懸念する。
投資運用会社クイルター・シェビオット・インベストメント・マネジメントのテクノロジー調査責任者、ベン・バリンジャー氏は「特にセキュリティーやデータの所有・利用に関する懸念を考慮すると、AIエージェントがソフトウエア企業を破壊する段階にはまだ至っていない」としながらも、今後はさらなる変動が起こり得るとして「変動期には人々はまず行動を起こし、後で疑問を投げかける傾向がある」と語った。