
Deborah Mary Sophia
[4日 ロイター] - 米グーグルの持ち株会社アルファベットGOOGL.Oは4日、今年の設備投資が1750億─1850億ドルに倍増する計画だと明らかにした。AI(人工知能)分野での競争に先行するため、投資を一段と強化する姿勢を示した。
市場予想の約1152億6000万ドルを大きく上回ったことを嫌気し、アルファベットの株価は取引終了後の時間外取引で一時6%超下落。ただ、2025年第4・四半期の売上高と利益が予想を上回ったことを受け、株価はその後上昇に転じ、直近では約3%上昇した。
スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は声明で、アルファベットが設備投資額の見通し引き上げについて「顧客の需要に応え、目の前にある拡大する機会を活用するため」とし、「われわれのAI投資とインフラが収益と成長をけん引しているのを目の当たりにしている」と述べた。
25年の設備投資額は914億5000万ドル。主にサーバー、データセンター、ネットワーク機器を含むAIインフラ向けだった。
第4・四半期の「グーグルクラウド」事業の売上高は前年同期比48%増の177億ドル。伸びはアナリスト予想の35.2%を大きく上回った。
同四半期の総売上は1138億3000万ドルで、市場予想の1114億3000万ドルを上回った。調整後の1株利益も2.82ドルと、予想の2.63ドルを上回った。
ピチャイCEOによると、グーグルの最新AIモデル「ジェミニ3」の法人向けサービスの契約は800万に上っているという。先月には、アップルの次世代AIモデルにジェミニが基盤として採用されることが決まった。nL6N3YD16I
D.A.デビッドソンのアナリスト、ギル・ルリア氏は、クラウド部門の伸びは「ここ数年で初めてマイクロソフトのAzure(アジュール)を上回る重要な成長」で、設備投資の増額を正当化すると述べた。
またピチャイ氏によると、ジェミニアプリの月間利用者は7億5000万人を超え、11月から1億人増加。検索エンジンのAIモードでの1日のクエリも開始以来倍増しているという。