
Juveria Tabassum Siddharth Cavale
[19日 ロイター] - 米ディスカウントストアチェーン大手ターゲットTGT.Nが19日発表した第3・四半期(8-10月)の既存店売上高は前年同期比2.7%減と、LSEGがまとめたアナリスト予想の2.08%減よりも落ち込み幅が大きくなった。既存店売上高のマイナスは3期連続だった。
1株利益は1.78ドルで、アナリスト予想の1.72ドルを超えた。総売上高は1.6%増の252億7000万ドルと、アナリスト予想をわずかに下回った。
年末商戦期を含む第4・四半期(11-1月)売上高は1桁台前半のマイナスとの見通しを据え置き、一時的要因と従業員退職関連費用を除く通期1株利益は予想レンジの上限を引き下げて7.00-8.00ドルに修正した。
今年に入って株価が35%近く下落しているターゲットは8月、次期最高経営責任者(CEO)にマイケル・フィデルケ氏を指名し、さまざまな経営立て直し策を打ち出している。
来年については、新規開店や既存店舗の改修、デジタル事業改善などのため約10億ドルを追加投資する計画を明らかにした。
アナリストの1人は、立て直し策の成果を確認するのはまだ早いが、第3・四半期中にも既にフィデルケ氏が幾つかの思い切った措置を講じた様子が分かると指摘した。