
Savyata Mishra
[ 11月18日 ロイター] - ホーム・デポHD.Nは、関税主導の経済不安により、大掛かりなリフォームや日曜大工の需要が減退したため、ウォール街の四半期業績予想を下回った後、通期利益がさらに落ち込むと予想した。
世界トップのホームセンター・チェーンは、ウォルマートWMT.NやターゲットTGT.Nを含む大型小売店の決算報告で埋め尽くされた1週間で、投資家が関税主導のコスト圧力の中、重要なホリデーシーズンを控えた米国の消費者支出を追跡する中、ボールを転がした。
テッド・デッカー最高経営責任者(CEO)は声明の中で、「我々は、消費者の不確実性と住宅における継続的な圧力が、ホームセンターの需要に不釣り合いな影響を与えていると考えている」と述べた。
ホーム・デポとライバルのロウズLOW.Nは、労働市場の減速、景気の不透明感、住宅不況の長期化に対する懸念が、米中央銀行の利下げに伴う住宅ローン金利の緩和による押し上げ効果を鈍らせているため、需要の低迷に直面している。
RBCのアナリスト、スティーブン・シェメッシュ氏はメモに「この印刷物は、経済の背景が減速しているというシナリオを助長するだろう」と書いた。
ホーム・デポの株価は市場前の取引で約4%下落し、ロウズの株価は2.7%下落した。ロウズは水曜日に決算を発表する。
ホーム・デポは、年間調整後一株当たり利益が、事前の目標である前年比2%減に対し、5%減になると予想した。
年間既存店売上高は、8月時点の1%増の予想に対し、「わずかにプラス」となる見込み。
ホーム・デポの第3四半期の既存店売上高はほぼ横ばい、既存店取引高はキッチンやバスルームのリフォームなどのプロジェクトを顧客が先送りしたため1.6%減少した。
リチャード・マクフェイル最高財務責任者(CFO)は、CNBCのインタビューに対し、金利や住宅ローン金利の緩和による今年後半の需要加速が期待できなかったと語った。
それでも、LSEGがまとめたデータによると、売上高は413億5000万ドルで、予想の411億ドルを上回った。
調整後の一株当たり利益は、予想の3.84ドルに対し3.74ドルだった。