
[ 11月17日 ロイター] - バークシャー・ハサウェイBRKa.Nは、ウォーレン・バフェット率いるコングロマリットによる最後の大きな動きのひとつとなる可能性がある、ハイテク大手への出資を公開した。
金曜日に提出された書類によると、バークシャーは9月30日現在、グーグルの親会社で1785万株((link))を保有している。ロイターの計算によると、株価の最終終値で、この株式は49億3000万ドル相当となる。
バークシャーの動きは、「ビッグ・ショート」で知られるマイケル・バリーが先週、主要AI企業への批判を受けて自身のヘッジファンドの登録を解除したことで、大手ハイテク企業のAIへの多額の支出に対する懸念が強まる中でのものだ。
バフェット氏は2025年末で60年間続いたバークシャー・ハサウェイのCEO職を終える。後任にはグレッグ・エイベル氏が就任する。
バフェット氏、ポートフォリオ・マネージャーのトッド・コムズ氏、テッド・ウェシュラー氏、アベル氏のいずれが具体的な購入を行ったのかは不明だが、バフェット氏は通常、大規模な投資を監督している。
2019年のバークシャーの年次株主総会で、バフェットと故チャーリー・マンガー副会長は、もっと早くグーグルに投資しなかったことを嘆いた。
「我々はしくじった」とマンガー氏は語った。
バークシャーは伝統的にハイテク株には手を出さず、バフェットは最大の保有株であるアップルAAPL.Oはテクノロジーベットではなく消費者向け製品企業だと主張している。