
[ 11月6日 ロイター] - 産業ガスメーカーのエアープロダクツAPD.Nは木曜日、欧州とアジアでの好調な売上により四半期利益予想を上回った後、2026年の調整後利益をウォール街の予想を上回ると予想し、プレマーケット取引で同社の株価を約4%押し上げた。
ユーロ圏の企業活動では、8月の新規受注が2024年5月以来初めて増加((link))し、企業活動全体が過去15ヵ月で最も速いペースで拡大した。
エアープロダクツにとって2番目に大きな収益源であるヨーロッパ部門の第4四半期の売上高は、エネルギーコストの上昇を顧客に転嫁し、為替の好影響を受けたため、前年比8%増の7億8900万ドルとなった。
一方、第3位のセグメントであるアジアは、非ヘリウム商取引量の増加と価格改善により、1%増の8億7,000万ドルとなった。
しかし、最大の市場である米州の売上高は1%減の13億ドルとなった。前年に一時的な資産売却があったため、販売量は7%減少した。
ライバルのリンデLIN.DEは、欧州事業の低迷により今年度の利益見通しを慎重なものとしながらも、 (link)。
同社は1月、アクティビスト投資家マントル・リッジ氏との委任状争奪戦((link))に敗れ、3人の新取締役が選任され、マントル・リッジ氏が80歳の最高経営責任者(CEO)の交代を迫ったため、CEOは取締役会から解任された。
LSEGがまとめたデータによると、同社は2026年の調整後利益を1株当たり12.85ドルから13.15ドルの範囲と予想しており、その中間値は予想の1株当たり12.88ドルを上回っている。