
Max A. Cherney Juby Babu
[サンフランシスコ 5日 ロイター] - 英半導体設計アーム・ホールディングスO9Ty.FARM.Oは5日、第3・四半期(10─12月)売上高が12億3000万ドル(ガイダンス中間点)になりそうだとの見通しを示した。AI(人工知能)コンピューティングブームに後押しされ、アナリスト予想平均の11億ドルを上回った。
アーム社の株価は発表直後に5%上昇したものの、数分後には上昇幅を縮小し、約3%高となった。
レネ・ハース最高経営責任者(CEO)はロイターとのインタビューで、アームが販売する「コンピュート・サブシステム(Compute Subsystems)」製品が高いロイヤリティを生み出しており、CSS技術を採用した顧客の数とAIへの支出全般が強気予想につながっていると説明した。
第2・四半期の売上高は34%増の11億4000万ドルで、アナリスト予想の10億6000万ドルを上回った。
1株当たり利益は0.39ドル。アナリスト予想は0.33ドルだった。
アームの設計はデータセンターでますます使用されるようになっており、同社は株主宛ての書簡で、主要ハイパースケーラーが展開するセントラルプロセッサー(CPU)の自社シェアが2025年には50%近くに達すると予想していると述べている。
第2・四半期のロイヤリティ収入は21%増の6億2000万ドル。スマートフォン、データセンター、自動車など、全てのターゲット市場で成長が見られたという。
ライセンス収入は56%増の5億1500万ドル。高額契約のタイミングによるところが大きかったという。