
Prerna Bedi
[ 11月5日 ロイター] - カバーガールの親会社であるコティCOTY.Nは、第2四半期の対前年同期比売上高を事前見通しの上方修正し、カルバン・クラインとヒューゴ・ボスのフレグランスの堅調な需要に賭ける。
同社は以前、第2四半期の売上高が3%から5%減少すると予想していた。
コティは今年初め、リンメルやカバーガールといったブランドの売却につながる可能性のある、ビューティー (link) 事業の戦略的見直しを開始したと発表した。カラー化粧品の需要が低迷を続ける中、フレグランス部門に再注力する狙いがある。
ローラン・メルシエ最高財務責任者(CFO)はロイターのインタビューで、「フレグランスと香りはコティにとって非常に回復力のあるカテゴリーであり、5ドルのマスオプションから500ドルのウルトラプレミアムまで幅広く好調に推移している」と語った。
先週、同業のエスティローダーEL.Nも、同社のフレグランス((link))に対する強い需要と中国での上昇を示唆した。
しかしコティは、マクロ経済と関税の不確実性が続く中、小売業者が注文を減らしたため、第1四半期の利益予想を下回った。
フランスの美容コングロマリットで業界のリーダーであるロレアルOREP.PAは、グッチ (link) の権利を含むケリングPRTP.PAの美容事業を買収する予定だが、先月発表された第3四半期の売上高は予想を下回り、北米と中南米での業績が重荷となった。
メルシエは、現在グッチ・ビューティーのライセンスを保有するコティが、契約期間中は同ブランドの運営を継続すると述べた。
LSEGがまとめたデータによると、コティの第1四半期の調整後1株当たり利益は、アナリストの平均予想15セントに対し、12セントだった。売上高は6%減の15億8000万ドル。
第2四半期の調整後利益は、アナリスト予想が19セントであったのに対し、同社は18〜21セントを予想した。
コティの株価は今年に入ってから46%近く下落している。