
Stephen Nellis Arsheeya Bajwa
[サンフランシスコ 11月5日 ロイター] - クアルコム
LSEGのデータによると、今年度第1四半期の売上高と調整後の利益は、アナリスト予想の116億2000万ドルと1株当たり3.31ドルを上回り、122億ドルと1株当たり3.40ドルの中間値となる見込みです。
9月28日に終了した第4四半期について、クアルコムは売上高112億7,000万ドル、調整後1株当たり利益3ドルを計上しました。ウォール街の予想では売上高107億9,000万ドル、調整後1株当たり利益2.88ドルでした。
クアルコムは、スマートフォンをワイヤレス・データ・ネットワークに接続するモデム・チップの世界最大のサプライヤーのひとつだが、ノートパソコンや自動車など他の分野にも進出している。アップルAAPL.Oの長年のサプライヤーであるが、クアルコムは2021年以来、アップルが最終的に自社のモデムに移行することを期待していると投資家たちに語っている。
クアルコムの最高経営責任者(CEO)であるクリスチアーノ・アモン氏はインタビューの中で、同社の業績と見通しは、AIアプリを扱うために中価格帯のスマートフォンをより高価なデバイスにアップグレードする消費者の波が後押ししているとロイターに語った。
「中間に位置するものがない。「これは、中国やインドで起きている世界的な現象です。プレミアム層の拡大が続いています。
クアルコムの株価は今年約12.5%上昇し、ナスダック総合指数.IXICの20.9%上昇を下回っている。投資家は、関税が同社のスマートフォン用チップ事業に与える影響や、人工知能ブームから利益を得る立場にあるかどうかを懸念している。しかし先月、クアルコムはデータセンター向けAIチップの新シリーズ((link))を発表し、来年から展開すると述べ、株価は1日で20%上昇した。
クアルコムは2日、米国の新税法により、第4四半期に57億ドル(1株当たり約5.29ドル)の現金支出を伴わない費用を計上し、来年度には米国の法人代替ミニマム税((link))が課される見込みであると発表した。同社は、この動きは調整後の業績には影響しないと述べた。