
[ 10月29日 ] - ホームセンターのマスコMAS.Nは2日、関税コストの上昇で 配管事業の利益率が悪化し、装飾品の需要が低調に推移したため、 年間の調整後利益見通しをわずかに下方修正し、第3四半期の予想も下回った。
なぜ重要なのか
(link) (link) ドナルド・トランプ米大統領は、銅パイプと配線に50%、キッチン・キャビネットに25%、針葉樹製材に10%の関税をかけるなど、全面的な関税をかけ、これらの商品に大きく依存している住宅建設業者や 住宅設備会社にとって大きな課題となっている。
多くの住宅所有者、特に低所得世帯は、大規模な住宅リフォーム・プロジェクトを延期しており、裁量製品への需要低迷につながっている。
背景
マスコは決算発表後の電話会見で、 2025年の関税による 打撃を約1億5,000万ドル(前回予想1億4,000万ドル)と予想していると述べた。
高騰する商品コストに対抗し、関税の影響を軽減するため、マスコはコスト削減戦略の一環として、蛇口やバス用金具などの商品価格を引き上げている。
同社は また、2018年以降、中国へのエクスポージャーを約45%削減することに注力してきた。同社の海外製造施設のほとんどは中国とヨーロッパにある。
同社の四半期売上総利益率は240ベーシスポイント縮小し、約34.2%となった。
市場の反応
同社の株価は取引開始直後に約3%下落した。
数字で見る
マスコは 、年間調整後利益を1株当たり3.90ドルから3.95ドルと予想している(前回予想は3.90ドルから4.10ドル)。
主な売上貢献部門である配管製品部門の調整後営業利益率は16.4%で、前年同期の19.9%を下回った。
マスコの建築装飾製品部門の9月30日に終了した四半期の売上高は、現地通貨ベースで前年同期の3%減に対し12%減となった。
LSEGが集計したデータによると、同社の四半期売上高は19.2億ドルで、アナリスト予想19.4億ドルと比較した。
調整後の利益は1株当たり97セントで、予想の1.03ドルを下回った。