
Puyaan Singh Sahil Pandey
[ 10月29日 ロイター] - ラボコープLH.Nは火曜日、長期化する資金不足が初期段階の医薬品開発顧客に重くのしかかり、受託研究部門の年間売上高が減少するとの見通しを示した。
受託研究会社は過去2年間、バイオテクノロジー企業からの支出が減少している。資金不足は今年改善すると見られていたが、トランプ政権による政策の不確実性により長期化する可能性がある。
「私たちが目にしている問題は、研究開始のタイミングです。より正常な状態に戻ると予想していました」とアダム・シェクター最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で語った。
同社は年間利益見通しを上方修正し、第3四半期の業績が予想を上回ったにもかかわらず、株価は5.8%安で引けた。
リーリンク・パートナーズのアナリスト、マイケル・チェルニー氏は、早期開発部門の低迷は悔しいが、同部門自体がコア利益への貢献度が低いため、株価への影響は行き過ぎだと指摘した。
シェクター氏は先月、早期開発事業の売上高は同社の6%にも満たないと述べた。
受託研究部門の今年の成長率は5.7%から7.1%で、事前の6.1%から7.5%の範囲を下回ると予想している。財務責任者のジュリア・ワンによると、2025年の初期段階の売上は、以前の1桁台半ばから1桁台前半に成長する見込みである。
ラボコープは、アーリーステージの医薬品開発における需要減退に対処するため、施設の統廃合を通じて年間約5,000万ドルの収入を売却またはリストラすると発表した。
通期の売上高成長率予想も引き下げられ、ドル高と特定の企業買収のタイミングにより、ラボコープの事前予想7.5%から8.6%から7.4%から8%の範囲になると予想されている。
同社は2025年の調整後利益を1株当たり16.15ドルから16.50ドルと予想しており、前回の16.05ドルから16.50ドルの範囲から拡大する。
LSEGがまとめたデータによると、9月30日に終了した四半期、ラボコープは1株当たり4.18ドルの調整後利益を計上し、アナリストのコンセンサス予想4.13ドルを上回った。