
Christy Santhosh
[ 10月28日 ロイター] - リジェネロン・ファーマシューティカルズREGN.Oの第3四半期決算は、湿疹治療薬デュピクセントとがん治療薬リブタヨの好調な需要に支えられ、ウォール街の予想を上回り、午後の取引で株価は10%上昇した。
同社はまた、米国食品医薬品局(FDA)が月曜日に承認を却下した、高用量アイリーアのプレフィルドシリンジ版(アイリーアHD)の販売申請を再提出する計画も発表した。
同社は、現在ノボ・ホールディングスが所有するキャタレント社のインディアナ州の充填施設における問題により、 (link)、眼科治療薬「アイリーア」のFDA申請中3件の遅延につながり、複数の規制当局の後退に直面している。
複数のアナリストによると、リジェネロンは2026年1月までに新たな充填剤の申請を提出し、2026年半ばまでにFDAの承認が下りる可能性があるとしている。
カンター・グールド・アナリストは、「第3四半期のアップデートでは、ほとんどの投資家が予想していたよりも、より詳細で潜在的に早くEylea HDの新充填剤のリスクを取り除くことができた」と述べた。
リジェネロンは、患者の注射間隔を長くできる高用量のアイリーアに顧客ベースを移行させようとしている。
デュピクセントの独占権喪失が避けられないという投資家の懸念の中、レオナード・シュライファーCEOは、大型取引を行うことに「アレルギーはない」と述べ、オッペンハイマーのアナリストはこれを前向きな「姿勢の変化」と評した。
フランスの製薬会社サノフィSASY.PAと共同開発した抗炎症剤デュピクセントの売上高は、予想値45.4億ドルに対し27%増の48.6億ドルだった。
リジェネロンの皮膚がん治療薬リブタヨの売上高は3億6500万ドルで、予想の3億4375万ドルを上回った。
LSEGがまとめたデータによると、同社の第3四半期の総売上高は37億5000万ドルで、アナリストの平均予想35億9000万ドルを上回った。
調整後の1株当たり四半期利益は、予想の9.59ドルに対し11.83ドルだった。