
Rashika Singh Anshuman Tripathy
[ 10月21日 ロイター] - ロイターの報道 ( (link) )によると、アクティビスト投資家のスターボード・バリューは、ニュースケール・パワーSMR.Nの40%の持ち株から価値を引き出そうと、約5%の株式を取得した。
ニュースケール・パワーの株価は12%下落した。
シティグループのアナリストによると、スターボードの出資は、フルオールの株式には上昇余地があるとの見方を裏付けるものだという。
Starboardは、Fluorが 保有するNuScaleの株式はまだ時価総額の60%以上を占めており、原子炉開発会社の残りの株式1億1100万株のうち、時間をかけてさらに売却する可能性があると付け加えた。
(「Starboardとの継続的な関与を楽しみにしている」とFluorはReutersに語り、株主との積極的な対話を維持しながら、「長期的な株主価値の向上という) の目標を前進させるための追加的な視点を高く評価する」と付け加えた。
フルオールの株価は2025年に入ってから約3%下落している。
一方、ニュースケールの株価は、AI主導のデータセンターや防衛インフラに電力を供給するクリーンエネルギー・ソリューションに対する需要の高まりに後押しされ、今年145%以上急騰した。
スターボードはロイターの取材に対し、すぐに回答しなかった。
インフラとエネルギー・プロジェクトを含むフッ素の中核事業は、プレッシャーにさらされており、第2四半期の売上高は6%減の40億ドルで、アナリスト予想を下回った。Starboardは、同事業がFluorのNuScale株式と比べて過小評価されていると主張し、戦略的選択肢を模索している。
Starboardは、NuScaleの株式を課税または非課税の構造で分離すれば、株主にとって大きな価値が引き出せると発表した。
このアクティビストによる後押しは、エネルギーと建設への投資を後押しするドナルド・トランプ大統領のインフラ政策から、フルアーが恩恵を受ける立場にあるときに行われた。
「競合他社が建設市場から撤退するなか、フルアーは建設支出の増加により大きなシェアを獲得し、より規律ある合理的な条件でプロジェクトを推進するために、より有利な立場にある」と、スターボードは述べている。