
[ 10月17日 ロイター] - ラニ・セラピューティクスRANI.Oは金曜日、中外製薬4519.Tの実験的抗体の経口版を開発・販売するライセンス契約を発表した。
サンノゼに本社を置くラニの株価は、市場前の取引で2倍以上に上昇した。
この契約では、ラニは1000万ドルの契約一時金、最大7500万ドルの技術移転と開発のマイルストーン、そして希少疾患を対象とする最初のライセンスプログラムに対して最大1億ドルの販売マイルストーンと一桁台のロイヤルティを受け取る。
東京に本社を置く中外製薬は、同様の条件で最大5つの追加ライセンスを受けるオプションを有している。
医薬品開発企業であるラニ社のタラト・イムラン最高経営責任者(CEO)は、「今回の提携は、ラニ社の経口ドラッグデリバリープラットフォームと中外製薬の複雑な抗体に関する専門知識をグローバル市場で融合させるものです。
また、多くの場合、様々な疾患に対する経口治療は限られているため、患者は注射に頼らざるを得ず、負担が大きく、アドヒアランスに影響を与える可能性があると付け加えた。
ラニはまた、Samsara BioCapitalが主導し、新規および既存の投資家が参加する6,030万ドルの第三者割当増資を発表した。
同社によると、第三者割当増資による収入、初期契約一時金、および中外製薬からの技術移転マイルストーンとして期待される1800万ドルにより、2028年までの事業運営資金を賄うことができるという。
医薬品メーカーのロシュROG.Sは中外製薬の大株主である。