
[ 10月13日 ロイターニュース] - ビヨンド・ミートBYND.Oの株価は、植物性食肉メーカーが負債を管理するために新株と社債を発行し、社債権者との交換提案を早期に解決すると発表したことで、月曜日に58%も急落した。
かつてはウォール街の寵児だった同社だが、近年は特にアメリカにおいて、味、価格、加工をめぐる消費者心理の変化に苦戦している。
2024年末時点で約13億ドルの負債を公表している同社の株価は、最終的に1.03ドルで取引された。株価は2019年7月に239.71ドルの史上最高値を記録したが、これは超大物デビューのわずか数ヵ月後のことだった。
ビヨンド・ミートは、債券保有者の97%近くが交換に同意した後、2030年を期限とする新たな7%転換社債約2億870万ドルと約3億1600万株を参加投資家に発行する。
この交換は、ビヨンド・ミートに債務返済の時間を与える一方で、株式の発行は大規模な希薄化を意味する。ビヨンド・ミートの発行済み株式数は、最終終値で7,665万株だった。
ビヨンド・ミートの株価は、同社が8億ドル以上の負債を削減するために株式交換の提案を開始した9月29日に36%下落した((link))。
分析会社Ortexのデータによると、現在の空売り比率は浮動株全体の約64%で、同社は最も空売りされている米国株のひとつでもある。
ビヨンド・ミートは5月、四半期ごとの予想を下回り、年間目標を撤回した。LSEGがまとめたデータによると、アナリストは今年度の売上高が14%近く減少し、2億8157万ドルになると予想している。
同社は2019年に超大型上場 (link)、株価はIPO価格の25ドルを大きく上回る46ドルで始まり、当時の時価総額は約38億ドルだった。
同社は最低参加基準である85%を上回ったため、10月15日に早期決済が行われる見込みだ。
LSEGのデータによると、株価は4年連続で下落し、2025年はこれまでに約46%下落している。