マースク株、3カ月ぶり安値 ガザ合意による紅海航路再開の見通しで

［　１０月９日　］ - マースクMAERSKb.COの株価は木曜日に下落し、7月以来の安値となった。投資家は、ガザ停戦協定が最終的に紅海とスエズ運河を通るコンテナ輸送ルートを回復させ、運賃を支えてきた輸送能力不足を緩和する可能性があると予想している。

(link) イスラエルとハマスが水曜日、ドナルド・トランプ米大統領のガザに関する計画の第一段階に合意したことで、イエメンのイラン系武装勢力フーシ派が紅海の商業船舶への攻撃を停止するかもしれないとの期待が高まった。このような攻撃により、2023年後半以降、荷主はアフリカの南への迂回を余儀なくされている。

しかし、フーシ派はまだ停戦合意についてコメントしておらず、何らかの方針転換を示唆していない。同グループは先週、オランダが運航する船舶（(link)）を攻撃した責任を主張している。

マースク株は0914GMTで2％下落し、7月8日以来の安値をつけた。

シンドバンクのアナリスト、ミケル・エミル・イェンセン氏は、「マースクは、紅海を安全に通過できる可能性が高まったことで、運賃がさらに下落するとの予想から下落している」と述べた。

アナリストたちは、停戦が維持されたとしても、海運会社は攻撃が再開されないという確証を得るまで数カ月待つことになるだろうと警告した。

シンドバンクとABGスンダル・コリアのアナリストによると、スエズへの復帰は利用可能な船腹を増やし、すでに今年初めのピークから低下している運賃をさらに圧迫することになる。

マースクはコメントの要請に即座に応じなかった。