
[3日 ロイター] - LSEGリッパーのデータによると、10月1日までの1週間の米国株ファンドへの資金流入は364億1000万ドルと、週間で昨年11月13日以来の高水準となった。
物価統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ懸念から労働市場に対する政策支援を遅らせるとの懸念が後退し、利下げ期待が再燃した。
大型株ファンドへの資金流入が407億5000万ドルで、少なくとも2022年以来最大となった。
一方、小型株、中型株ファンドはそれぞれ25億9000万ドルと22億8000万ドルの流出超となった。
業種別ファンドではハイテク部門ファンドに30億4000万ドルが流入し、3週間ぶりに流入超となったほか、工業と通信サービスもそれぞれ6億5200万ドルと4億9700万ドルの流入超だった。
一方、債券ファンドからは15億8000万ドルが流出。24週間ぶりの流出超となった。
短中期米国債ファンドから93億7000万ドルの資金が流出し、週間で少なくとも22年1月以来最大の流出となった。
マネー・マーケット・ファンドには470億8000万ドルが流入し、4週間ぶりの高水準となった。