Pooja Menon
[ 10月3日 ロイター] - USAレアアースUSAR.Oの株価は、バーバラ・ハンプトンCEOがホワイトハウスと緊密に協議していると述べたとの報道を受け、金曜日に18%以上上昇し、過去最高値を更新した。
ハンプトンCEOは木曜深夜、CNBCとのインタビューで、同社がトランプ政権との取引に関心を抱いている可能性についての質問に答えた。
USAレアアース社は、ロイターのコメント要請に即座に応じなかった。
ハンプトン氏の発言は、トランプ政権が今週初め、リチウム・アメリカズLAC.TOの株式5%((link))と、ゼネラルモーターズGM.Nとのサッカー・パス合弁事業の株式5%を取得したことを受けたものだ。
ドナルド・トランプ米大統領は3月、中国がこの分野をほぼ完全に支配していることを相殺するための広範な取り組みの一環として、重要鉱物の国内生産を促進するために非常事態権限((link))を発動した。
中国は3月、トランプ大統領との貿易摩擦の一環として、レアアースの輸出を停止した。6月には緩和の兆しが見られたものの、より広範な緊張が米国の生産量拡大の必要性を強調した。
MPマテリアルズは7月にも、レアアース磁石の生産を拡大するため、米国政府との数十億ドル規模の取引((link))を発表しており、国防総省が筆頭株主となっている。
USAレアアースは、テキサス州シエラブランカの鉱山と、オクラホマ州スティルウォーターにあるネオ磁石製造施設の開発を進めており、2026年前半の商業開始を目指している。
同社は新興の米国ネオ磁石メーカーとしては重要な存在であり、リショアリング戦略には同社を含めるべきだと、The Benchmark Companyのアナリスト、スバッシュ・チャンドラは言う。
「米国政府がどのような形で投資するかはわからないが、鉱山から磁石への戦略にはまだ欠けている部分がある」とチャンドラ氏。
同社の株価は今年に入って2倍以上に上昇し、時価総額は25億9000万ドルに達している。