[ 10月3日 ロイター] - USAレアアースUSAR.Oの株価は、バーバラ・ハンプトン最高経営責任者(CEO)がホワイトハウスと緊密に協議していると述べたとの報道を受けて、金曜日の市場前取引で10%上昇した。
ハンプトンCEOは木曜深夜、CNBCとのインタビューで、同社がトランプ政権との取引に関心を抱いている可能性についての質問に答えた。
USAレアアース社は、ロイターのコメント要請にはすぐに応じなかった。
ドナルド・トランプ米大統領は3月、中国によるこの分野のほぼ全面的な支配を相殺するための広範な取り組みの一環として、重要鉱物の国内生産を促進するために緊急権限((link))を発動した。
今週初め、トランプ政権はリチウム・アメリカズLAC.TOの株式5%((link))と、西半球最大のリチウム供給源となる予定のゼネラルモーターズGM.Nとのサッカー・パス合弁事業の株式5%を取得した。
MPマテリアルズはまた、7月にレアアース磁石の生産量を拡大するために、米国政府との数十億ドル規模の取引((link))を発表しており、国防省が筆頭株主となっている。
レアアースは17種類の金属で構成され、動力を生み出す磁石に使用される。中国は3月、トランプ大統領との貿易摩擦の一環として輸出を停止していたが、6月には、より広範な緊張が米国の生産拡大の必要性を強調する中でも、緩和の兆しが見られた。
USAレアアースは、テキサス州シエラブランカの鉱山とオクラホマ州スティルウォーターのネオ磁石製造施設の開発を進めており、現在2026年前半の商業化を予定している。
直近の終値で、同社の株価は今年に入って97.8%上昇し、時価総額は約25億9000万ドルとなっている。