Marie Mannes
[ストックホルム 10月2日 ロイター] - 欧州の自動車メーカーであるボルボ・カーズVOLCARb.STとステランティスSTLAM.MIの株価は、予想以上に好調な米国の販売台数により、関税が需要を減退させるのではないかという懸念 (link) が和らいだことから、木曜日に急上昇した。
(link) 投資家は、ドナルド・トランプ大統領が国内製造業を強化するための幅広い取り組みの一環として課した輸入関税の引き上げによる米国での自動車購入の鈍化に (link)。
自動車メーカー各社は、関税の影響を吸収しやすいSUV((link))やピックアップトラックなど、利益率の高いモデルに注力するなど、 (link)、調整に奔走している。
いくつかの米国およびその他の自動車メーカー (link) は、水曜と木曜に (link) 第3四半期の米国販売台数が予想以上に好調であったと発表した。
ステランティスは水曜日遅くに、今年初めて四半期ベースで米国での新車販売台数が6%増加したと発表し、木曜日には同社の株価を7%も押し上げた。
このフランス系イタリア系アメリカ人の自動車メーカーは、ジープ、クライスラー、ラム、フィアットの各ブランドの販売台数が伸びたと発表した。
ボルボ・カーズの株価は0925GMTで5%上昇した。
ボルボ・カーズの米国販売は引き続き非電化モデルが大半を占め、9月の販売台数の70%近くがマイルド・ハイブリッド車(電気で内燃機関を補うだけ)とその他の内燃エンジン車だった。
スウェーデンのボルボ・カーズは、中国の吉利控股(Geely Holding GEELY.UL)が株式の過半数を保有する自動車メーカーで、米国向け車両の大半を欧州で生産しているため、米国の関税の影響を最も受ける欧州メーカーのひとつである。
ボルボ・カーズは現在、電気自動車SUVのEX90のみを米国で生産しているが、2026年末までに人気のXC60プラグイン・ハイブリッドの生産((link))を開始し、2030年までにはサウスカロライナ工場で (link) ハイブリッド・モデルの追加生産を行う計画だ。
9月のボルボの世界販売台数は、EX90が1,629台、XC60が20,496台だった。