[ロンドン 10月1日 ロイター] - ファイザーとドナルド・トランプ大統領 (link) が、米国に本社を置く製薬会社が関税緩和と引き換えにメディケイド・プログラムにおける処方薬価格の引き下げに合意したと発表した翌日、欧州のヘルスケア株は水曜日に急騰し、米国の動きを反映した。
(link) 欧米のヘルスケア関連株は、トランプ政権の薬価スタンスに対する不透明感から、今年に入ってから低迷していた。アナリストたちは、この取引によってヘルスケア・セクターの不確実性が低下したと述べた。
シティ・アナリストはメモの中で、「今年このセクターの足かせとなっていた政策の重荷がまた一つ取り除かれ、投資家の好意的な反応が期待される」と述べた。
ファイザーPFE.Nは取引を発表した最初の製薬会社である。トランプ大統領は7月、大手製薬会社17社に書簡を送り、海外で支払われる価格に見合うよう価格を引き下げるよう指示した。トランプ大統領は、9月29日までに拘束力のある約束を返答するよう求めた。
欧州のヘルスケア・セクター指数は2.77%.SXDP上昇し、これが続けば1日の上昇率としては4月以来最大となる。
製薬会社とそのサプライヤー(その多くは米国で事業を展開している)は急騰し、欧州のSTOXX600指数のトップに立った。
アンブAMBUb.COは8.9%、ザルトリウスSATG.DEは7.8%上昇し、メルクMRCG.DE、ロシュROG.S、アストラゼネカAZN.Lはいずれも5%前後上昇した。
ファイザー株は火曜日に7%上昇し、他の米国製薬株も上昇した。