
[ 9月29日 ロイター] - カラバイオKALA.Oは、眼疾患の一種に対する実験的治療薬の開発を中止する予定である。
同社の主薬であるKPI-012は、8週間後に持続性角膜上皮欠損(PCED) を完全に治癒させるという主目標を達成できなかったという。
また、副次的な目標も達成できず、治療群とプラセボ群との間に有意差は認められなかったとしている。
同社は、現金を節約し、担保融資先との協議、人員削減、その他のコスト削減を含む戦略的選択肢を検討すると述べた。
PCEDは、上皮として知られる角膜の外側の層が、治療を受けているにもかかわらず、損傷後2週間以内に治癒して閉じない眼の疾患である。
現在、FDAが承認した治療法はない。
感染症や糖尿病などの基礎疾患が原因である可能性もあり、感染、穿孔、瘢痕化、視力低下のリスクを高める可能性がある。
本試験では、79名のPCED患者を対象に、56日間にわたりKPI-012を2回投与し、安全性と有効性を検証した。